時間を生み出す5つの引き算

この時代、多くの人が、あふれんばかりの「やりたいこと」「やるべきこと」「やった方がいいこと」に追われて、とにかくアップアップしている印象です。

そんな状況から抜け出て、目標を達成したり、「本当にほしいもの」に時間を費やすことができるようになるために、まず大事なのは、「やらないこと」を決めることだと私は考えています。

足し算の前に、まずは「引き算」をして、自分の生活にスキマを作ることから、すべては始まります。

そのために、私は下記の5つの方法をアドバイスし、クライアントさんも、それぞれに成果を上げて、「楽に結果を出せるように」なっています。

1.習慣を見直す
2.「NO」と言う
3.手抜きする
4.人に頼む
5.時間をお金で買う

では、これらをひとつひとつ、説明しましょう。

1.習慣を見直す

スマホは一日、何時間見てますか?

占いやゲームに、どのくらいの時間を費やしていますか?

そのブログ、全部読まないとだめですか?

SNSに時間を吸い取られていませんか?

テレビや、とくに意味のない飲み会に何時間、使っていますか?

そんな風に、今の無意識の習慣や選択を徹底的に見直して、一度、思い切って「やめてみる」。

別に必要でやっていたことではないので、誰もきっと困りません。

なんだ、時間なんて簡単に作れる。

そのことが実感できたら、大成功。すべては自分の「選択」次第なんです。

2.「NO」と言う

いい人になろうとして、すべてを引き受けていたら、時間はいくらあっても足りません。

自分じゃなくてもできる仕事。

他の人がやるべき仕事。

今日じゃなくても良い仕事。

それらに強い気持ちで「NO!」と言わない限り、あなたの時間はいつまでたっても搾取され続けます。

その結果として起こるかもしれないことが怖くて…と怯える気持ちもわかります。

でも、意外にそうはならないことも多いのです。

自分の意志をはっきりと持って「NO」と言える人の方が、かえって仕事世界で成功していくことが多い。

「断る力」は、自分軸を取り戻す上で、とても大切な能力なのです。

3.手抜きする

当たり前、と思っているやり方を疑って、戦略的に「手抜き」を

することも大事です。

常に100点満点を目指さないといけないと教え込まれたのは昔。

今は、要領よく80点主義がちょうど良かったリします。

求められている完成度なんて、そんなもの。

それよりも、早く済ませて、自分に投資した方が、はるかに成長できる。

がっちがちになっていないで、どうやったら楽に同程度の結果が出せるかを考えることにこそ、創造性を発揮すべきなのです。

4.人に頼む

すべてのことを自分で引き受ける必要などどこにもありません。

親でも兄弟でも旦那さんでも奥さんでも。

あるいは子どもでも(笑)。

もちろん同僚や部下や、上司にすら。

自分が無意識に「やらねば」と思っていることを、上手に振ることができたら、あなたの時間はぽっこり空きます。

立ってるものは親でも使え、とは昔から言ったものですが(笑)、いつしか我々は良い子に

飼い慣らされてしまいました。

ここは反逆児の遺伝子を見つけて、「自分でやれ!」と切れてみましょう。

「私、知らない」としらばっくれても大丈夫。

本当に大事なことなら、誰かがきっと、なんとかします(笑)。

5.時間をお金で買う

お金って、とても便利なもので、時間すらも買えるのです。

自動で走る掃除機の例を見るまでもなく、掃除サービスや洗濯サービスだってある。

週休2日を有効に使うために子どもを土曜保育に入れてもOK。

罪悪感なんかに負けない。

通勤に何時間もかけてないで、多少の家賃上昇は覚悟で職住接近を選べば、日に1時間~2時間も節約可能。

一日の稼働時間を仮に8時間と設定したとすると、実に1ヶ月分の稼働時間が新たに生み出せたりもするのです。

もちろんそれぞれに事情はおありかと思いますが、考慮に値する時間量ではないでしょうか?

我慢は美徳なんかじゃない!

変な我慢は、美徳じゃなくて、すべての元凶になりえます。常識から解放され、「やりたいことを実現するにはどうしたら?」と自分に問い正してみてください。

自分がまず第一番目にあること。

そこに罪悪感を持たないこと。

時間を生むために、覚悟を決める。

そして、小さなことでもいいから、ひとつでも新しいことを始める。

あなたにとって、上記の5つの引き算法則に当てはまることは何でしょう?

ひとつひとつについて、5個~10個くらいずつ、当てはまることをひねり出して、ひとつでもいいから実行してみると良いですね。

時間に流されて後悔しないために、「やらないこと」を、まず決める。

そしてたっぷりと、まとまった時間をこしらえて、すいすいと、楽々と、楽しく、気軽に、明るく、優雅に、新しいことに挑戦していきましょう!