コーチングを受ける目的として、会社員を卒業して、ひとり起業して、
自由なライフスタイルを築くことを上げる人は多い。
でも、一度会社は辞めるものの、結果として、
再び会社員という立場に戻る人も、いっぱいいます。
それを、コーチングの成果がなかったとか、
人生再起動に失敗したとか、
お金を無駄にしたとか、
傍から見て言いたくなる人もいるのかもしれないけれど、
実は全然そうじゃないんですよね。
そもそも失敗、という言葉はどこから出るかというと、
起業を目指したのにできなかった、とか、
前いた会社より、給与やベネフィットが下がった、とか、
「他人の目から見た価値観」によるものがほとんど。
人生再起動を志した人たちは、そういう他人の目を自分の中に発見して、
フィルターかけて取り除く方法を学んでいきます。
だから、人が何を言おうと気にならないし、そもそも耳に入らない。
そんな軸の座ったメンタルが培われていくんですね。
憧れと、好きと、得意と、稼げることとは、それぞれ違います。
突き進んでいる内に、その違いが明確になって、
より自分らしい選択が可能になった結果が、
再び会社に戻る、ということだったりするのです。
それは成功でも失敗でもなく、次の目的地までの、ただの通過点。
いくつもある選択肢の中から、どれを選ぶかは、大きな決断に見えますが、
岐路の一方の道を行ったつもりが、ぐんぐん進んでみた先で、
実は同じ場所につながっていたりすることも、時として、あります。
ああ、ただ、行き方が違っただけで、探していたのは同じ理想だったんだ、
そんな一世一代の気づきは、「幸せ」以外の何ものでもありませんよね。
他人任せにしていた未来を、自分で舵取りすることができることを思い出す。
生き方の選択権を、自分の手のひらに取り戻す。
そんな感覚をつかめただけでも、人生再起動は価値ある冒険に違いありません。
会社員というセイフヘイブンを選びつつ、未来のために再始動。
今度は、前のようには働かない。
今度は、前のように利用されない。
会社や上司や同僚との距離の測り方も、よくわかってる。
だから、大丈夫。
恐れずに、スタートを切ってみるとわかります。
そこには、成功とか、失敗とか、そんな言葉に当てはまるものなど、
どこにもないことを。
失敗、というものがあるとするならば、
失敗という幻想を恐れて、本当にしたいことをやらず、
本当はしたくないことを、心を無にして続けることだけです。
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失敗が怖くて始められない?
成功しない人のネガティブサイクル