今の時代の「手に職」って何だろう? 答えはコレかな?

(2017年10月のメルマガより転載)

久々に締め切りのあることに
挑戦をしていた関係で、
メルマガも久しぶりとなります。

ひとりで仕事をするようになると、
基本的に、あんまり締め切りは
ないのですが、

でもたまには締切もいいものです。
ないと、一生やらないこともあるし。

10月も、また挑戦することがあり、
月末まで締切に追われます。

となると、生活を見直し、
大きな時間のブロックを
こしらえ続けなくてはなりません。

11月末にフルマラソンの大会にも
出るので、その練習もあって、
「時間」「優先順位」の再編成を
強要される、良い訓練ですね。

なんか、自分がやりたいことは
準備とか取り組みに大いに
時間がかかることが多いんだな…

だから、会社行きながらだと
難しい、ということもありました。

が、会社時代に培ったスキルは、
完璧に役に立っていますけどね。

クライアントさんと話していて、
よく出てくる言葉に、「手に職」
ってのがあるのですが、
(私は手に職もないし…みたいに)

なんか昔、よく聞いたっけな、と
思うのですが、今でも使う人
いるんですよね。

昭和の親にビシバシ言われて
育ったことが、念仏のように
染みついて取れないみたい。

でも、「手に職」って何のこと?
って聞くと、答えはまばらです。

定義がきちんとされていないまま、
勝手に、ないと決めているのです。

2017年以降の未来社会において
「手に職」ってなんでしょう?

英語ができること?
パソコンが使えること?
資格があること?

絵が描けること?
文章が書けること?
人前で話せること?

そう並べてみても、明確な
答えってなかなかない中、
よく出るのが「資格」です。

例えば、宅建とか、労務士とか。
産業カウンセラーとか
ファイナンシャルプランナーとか。

でも、そんなの持ってる人は
いっぱいいますし、結局、
「それだけでは何もならない」

結局は、それらを「活かして」
何ができるか、ってことですよね。

売れないデザイナー。
売れないライター。
食えない士業は、山ほどいます。

資格や特技が、飯を食わせて
くれるわけではなく、あくまで
自分の総合力が試されます。

そういう意味で、会社で29年
やってきたことは、まあ
今、役に立つことばかりだな、と
振り返ってホッとするんですよね。

締切り守るための計画立案力とか、
厳しめな時間管理術とか、
マルチタスク管理術とか、

丼勘定にならない収支管理術や、
クオリティ高い協業を可能にする
リーダーシップやら、その逆の
フォロワーシップやら。

わからないことを調べる力。
人に聴く力。人に教える力。
人を説得し、売る技術。
雑音をスルーする力(笑)。

地味~に聞こえて見逃されがちな
そんなことが、束になって
「スキル」「手に職」として
今のひとり起業を支えています。

あ、あと経営者だったことで、
時間やお金をどこにどう投資して
大きくリターンを得ていくか、
見極める力や勇気も鍛えられた。

損して得取れ、みたいなことでも
ありますが、これ、大きいです。

よく啓発本でも「会社を利用しろ」
的な表現がありますが、それって
こういうことだったりするんですよね。

直接的にノウハウ盗むとか、
人脈を作れとかってことではなく、

ひとりになった時を想定して、
会社の仕事のすべてを「自分力」を
鍛えるために使いまくれと。

ひとつ、余談に近いですが、
もっと地味なことでいうと、私は
実はタイピングが超速いです(笑)。

だから、大量の文字を瞬時に打てる。
今の日々の発信もコミュニケーションも
結局は「文字」ベースなので、
それって、地味に生産性を左右します。

という理由で、社長だった頃、社員に
日英のタイプ速度を測るテストとか
しましたが、驚くほど皆、ダメでした。

こんなサイトで自分で測れます。

日本語
英語

皆から大ひんしゅくで、一度しか
やらなかったけど、皆のためを
思って言ってるのになあってことが
通じず、残念でございました(泣)。

アメリカの履歴書だと、
タイピング速度を書いてくる人も
以前は結構いたんですよね。
それがイコール、スキルだから。

「手に職」って、ついつい使って
しまうかもしれないけど、今後、
どんなことが必要になるのかを
まずは知ってから定義すべきでしょう。

そのために役立つのは何か。
といえば、知識、教養なんです。

何が必要になるのか。
そして、それはどうしたら手に入れる
ことができるのか?

それを「自分で見極める力」こそが
未来に一番役立つ「手に職」のはず。

だから、本を読むといいよ、ってこと。
そこにつながります。

この記事参照。
https://www.hajimeueno.com/archives/7343

世界は大きく変わっていきます。
人生120年時代(と、勝手にふくらませて
考えておりますが)。

まだまだ半分も行ってない人ばかり。
まさかリタイア気分でいたりしないですよね。
いやいや、人生、これからですから。
人はいつからでも成長可能ですよ。