人生はロールプレイングゲーム。成功のらせん階段を登り続けて敵を倒し続けるのみ

プルメリア

なりたい自分になって夢を実現するために、自分自身を習慣的に改良する「セルフ・アップグレード」についての連載、第十回です。長い連載、お付き合いいただいて、ありがとうございます!

さて、ここまで、セルフ・アップグレードというテーマの元に、3つのステップについてご説明してきましたが、この3つのステップは、実はサイクルになっていて、終わりがありません。

ブレーキ外して、夢を描いて、それに向けてチャレンジしていると、いつの間にか、誰でも「成長」します。

成長は変化だし、進化ですね。素晴らしいことです。

するとどうなるか。

成長してステージが上がった自分には、今度は今まで見えなかった新たなチャレンジが見えてくるのです。

下からはなぜか見えないものが、一段上がると、ふいに見えてくるのですね。不思議な現象です。

それは、ロールプレイングゲーム(RPG)で、新しい強敵が出現する時によく似ています。

今度の敵は手強くて、今持っている武器だけでは完全に打ち負かされてしまいます。怖さでビクビクしちゃうのですが、何度負けても、また出直していくしかゲームを終わる術ははないのです。

戦いを重ねて自分を強くし、レベルを上げ、武器を集めて、再び敵に挑んでいく他、選択はありません。

辛抱して自分を成長させ、いよいよ敵を倒せた、やったーと思ったら、またすぐに次の敵が現れる…。完全にループになっています。

RPGの場合は、そのことがゲームの醍醐味だし、はまって何度も繰り返すほど楽しい体験なわけです。成長していることが数値で表され、増えていく武器やエネルギーは、確実に「成長」を証明しています。

的に勝てた時の爽快感と言ったらありません。(私自身のゲーム人生は、20年前に終わっているのですが…)

人生の場合だって、同じことです。

戦いも、戦いへの準備でさえも楽しいことのひとつのはずだし、仲間もいるし、そこには金銭面だけではない報酬がいっぱいあって、達成感で満たしてくれます。

ステップ3で見た自分を磨く努力は、習慣化してしまえば、辛くもなんともありません。ステージが上がれば上がるほど、万能感に満ち溢れ、何にでも挑戦してやれ~という気になっているから、心のブレーキなんて小さなもの。

強く成長した自分には、もっとすごいライフプランが描けるはずです。もっと自分らしく、もっと大きく、もっと喜びに満ちたものへと、どんどん書き替えていきましょう。

「断捨離」の中で、やましたひでこさんは、断捨離を続けながら心を高めていく過程を、らせん階段にたとえていらっしゃいました。

見える風景は一緒、やることも一歩一歩階段を登るだけ。だけど、自分は確実に上に昇っている。高みに上がっているのです。

セルフ・アップグレードも同じこと。同じような日々なのに、コツコツと繰り返していたら、いつの間にか確実に高いところに上がってた。見える景色が全然違うぞ。

ある日、そんな自分に気づいて、ニッコリする瞬間が来ると信じて続けていきましょう。

継続は、力なり。継続こそ、力なり。

⇒ 第一回 2015年を「セルフ・アップグレード」元年に
⇒ 第二回 伸び悩んでいる人に共通する5つの問題
⇒ 第三回 変化に適応できた者だけが生き残る「適者生存」。自分を改良し続けて進化する必要があるのです
⇒ 第四回 「思考は現実化する」「引き寄せの法則」のウソ、ホント
⇒ 第五回 自分を改良して進化する「セルフ・アップグレード」3つのステップ
⇒ 第六回 ステップ1 「心のブレーキを外して本当の自分を知ろう」
⇒ 第七回 ステップ2 「人生のビジョンを描いて計画に落とす」
⇒ 第八回 ステップ2 ライフプランが書けない理由と対策
⇒ 第九回 ステップ3 「自分を磨き続けて夢の実現を加速させる」