起業やビジネスを大きく考え過ぎない。まずはひとりで生きる分だけバイト感覚で稼ぐことから

コーチングのセッションで最も長い時間を占めるのは、やはり「お金」を生み出すためのビジネスの話です。

「お金」」って、私たちの暮らしの中で、とても大きな位置を占めるものなんですよね。

とにかくそこを安定させたい。

そして、自分らしく稼ぐことによって、自己実現を果たしたい。

そういう意味合いから、起業についてのお話をすることが多くなります。

すでに、就職、という形ではなく、自分の名前で、自分の実力で稼いできている人たちもいます。

事務所などに所属しつつも、仕事は個人ご指名で来る形。

そんな中で、どう「突き抜けて」いけるか。

どう「上のステージ」に上がっていけるか。

自信のつけ方。自分の売り方。

自分らしい、もっと安定した稼ぎ方。

そして、影響力。

彼らの場合は、そんなことが、セッションのテーマとして出てくることが多いです。

かと思うと、かつても今も、会社に雇用されて働いたこと「しか」なくて、ゆえに、起業は憧れるけれど、気持ちの上で、とんでもなくハードルが高い人たちもいます。

というか、後者がマジョリティ。

彼らとビジネスのアイディアの話をしていると、どうも「否定ばかり」で、こちらが途中で意気消沈、みたいなことも多いです(笑)。

「◯◯対象に、XXを提供してみたら?」

「△△向けに、□□を売ったらいいですよ~」

なんて、ブレーンストーミングとして起業の種を出してみたりもするのですが、ことごとく、こう言われます。

「えー、そんなの需要がないですよ~」

起業のコンサルでも、マーケティングのスペシャリストでもない人が、一刀両断、ばっさりとプロの意見を否定(苦笑)。

いや~、需要なんてものは、ちゃんとリサーチしてみないと、あるかないかはわからないものなのですよ。

私のアイディアは、ちゃんと世の中のトレンドや、クライアントの客観的強み、同業他社のことなどを軽く調べた上でお話していることだったりするのです。

そうやって否定してしまう方の理由はいくつかあるのですが、一番大きいのは、こちらです。

「ビジネスのスケールを大きくとらえ過ぎ」

昭和世代の特徴として、マスマーケット、大衆を相手にしたビジネスに長いこと触れてきた、ということがあります。

大きな会社が、大きな予算で、TVでCMを大量に流して需要を生み出し、何十億、何百億円を一気に稼ぎ出す。

そんなモデルを見過ぎてきたせいで、「需要」のレベルも、とんでもなく大きくイメージしがちです。

何万人、何十万人の顧客がいて、毎日、毎日、ひっきりなしに電話が鳴り続けるような状態でないと、「需要がない」と思いこんでしまう。

でもですね、ここで落ち着いて考えてみてほしいのです。

あなたひとりが生きていくのに、いったい、いくら稼げればいいですか?

いくら、まずは稼ぎたいですか?

そうやって聞いてみると、多い人でも、月100万円とかいうレベルなわけです。

魔法の言葉、月収7ケタというやつですね(笑)。

じゃあ、最低だと、どのくらいほしいですか?と聞くと、今の給料よりも多ければ、まあ生活はできますよね、ということになります。

30万円、40万円、あるいは50万円という額が稼げたら、少なくとも生活には困らない。

だったらたとえばコンサルタントなどの場合、半年契約で50万円です、というような商品を作って売れば、月にたった一件の契約をいただければ、それでOKということです。

二件いただけたら、月収7ケタも実現します。

ひとり見込み客が現れて、その方が契約してくだされば、もうそれでOK。

何も何千人もの見込み客を集める必要などないわけです。

「いや、でも、私に50万円払ってくれるような人はいませんよ~」

そんな声も聞こえます。

そうかもしれません。

「今のあなた」に、誰も50万円は出さないかもしれません。

でも、これから、これだったら自分だって50万円出してもいいな、と思えるような立派な商品を作って、サービスもピッカピカに磨いていけばよいではありませんか。

そして、それを、一緒に、パリッパリのマーケティングプランでプロモートしていけば、世界中から見込み客が集まります。

それは、未来の話です。

「よし、やろう!」

そう決めた、次の段階の話ですね。

そこをごっちゃにして、「えー無理!」と前に進まない結論を下して、安心してみたところで、何の解決にもなっていません。

会社を作るとか個人でやるとか、そんなことも瑣末の話。

売れてきたら考えればいいことばかりです。

まずは「できるかどうか」ではなく、「やりたいのかどうか」に全神経を集中し、疑いをなくすこと。

覚悟を決めれば、誰にでもできます。

失敗したら…、できなくて傷ついたら…と予防線ばかり張ってないで、とにかく一歩ずつ小さな歩みを積み重ねること。

そうすればいつかちゃんとゴールに近づきますし、振り返った時に、すべてはちゃんと笑って語れる思い出になります。

さて、準備はもう卒業。

一日も早く、夢を「実行」に移すために、一歩、足を前に踏み出すことです。

東京・仙台のセミナーで大受けしたお話をブログにまとめています。

ぜひ参考に。

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参考 核心の周囲で踊ってないで、輪の中に入って、さっさと火の粉を浴びてしまおう!


この記事は、無料メールマガジン「未来通信」に掲載した内容をブログに転載したものです。

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