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今、あらためて「鈍感力」。言葉のインパクトだけで癒やされた自意識過剰な自分

鈍感力

故・渡辺淳一さんの2007年の著作「鈍感力」という作品のことを知った時に、ものすごい衝撃がありました。鈍感ということは、KYと一緒で、仲間はずれにされたり、いじめられたりするはずだったのに、突然「ポジティブな特性」として語られていることを知ったからでした。

子どもの頃から自意識過剰で、ちょっとのことで過敏に心が反応してしまうことに悩んできた自分としては、鈍感になれば救われると、本の中身を読む前から何だか癒やされた気になったのを覚えています。

本能的に「自分は人と違う」と分かっていたからなのかもしれないのですが、人からそれを悟られないように、あくまでも皆と同じであるかのように振る舞うことで人との折り合いをつけていこうとするのが精一杯な子供時代でした。

まだ壁がしっかりとできていないヤワな心の状態でそんな試練を耐えていくのは、さぞかし大変なことだっただろうなあと振り返って思います。可哀想になあ、救ってあげられるものならタイムマシーンで戻って救ってあげたいと思いますがしょうがない。(NLPのセッションでは、ちゃんと戻って救ってあげたので、今があります。)

僕らは皆、なんらかの理由で、生まれるべき環境で生まれるべき姿で生まれてくるのだと思います。そのことを受け入れて、目の前のことに全力で取り組み、学びを共有し人に貢献することで、今生の役割を果たしていくのでしょう。

いつも人がどう思っているかが大事でした。いつも人ならどうやるのかを事前にうかがって、その通りにやろうと模倣するのに、うまくできなくて、より固い殻に閉じこもる結果を招いていました。

敏感に、繊細に、全神経を尖らせて人をうかがっていないと「間違って」しまいそうだったので、あらゆる器官の感覚を研ぎ澄ませてアンテナのように周囲を伺っていました。

でも、そんなことはする必要がなかったんだと一瞬にして過去を帳消しにしてくれたのが「鈍感力」という言葉だったのです。作品としての評価はまちまちですが、明るく能天気な展開のストーリーに結構、勇気づけられた自分がいました。

2014年のベストセラー「嫌われる勇気」に勇気づけられる人が多いのも、他人の目を気にせず「自分のタスク」だけに集中して生をまっとうすればいいのだという力強いメッセージがあるからだと思います。

個人セッションでも、かなりのクライアントが過敏に人からの評価を気にし悩んでいます。でも、実際には、心の中に住むもう一人の自分が常に自分を監視し、厳しくジャッジメントしているだけだったりします。自分自信こそが、自分の最も厳しい批評家なのです。

早くそのことに気づいて、もうひとりの自分と折り合いをつけることができれば、幸せ感にあふれた日々を過ごしていくことができるようになります。そんな自意識過剰な自分を持て余している人は、お手伝いしますので、ご連絡ください

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