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やりたくないことを「やらない選択」ができるのが、本当の自由

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「やりたいことがわからない」「未来が見えない」

そう悩んでコーチングを始めるクライアントさんは多いです。

そういう方とお話していると、なんだか「理想の暮らし」という言葉を、ずいぶんと高尚に考えている節が見えたりします。

起業したり。

海外移住したり。

超お金持ちになったり。

豪邸に住んだり。

ファーストクラスで世界を旅したり。

そんな「リア充150%」なことをイメージしている様子(笑)。

決して、それらが無理なこと、と言っているのではないのですが、本当に心の奥底から湧き出てくる、自分自身の本質に近いことなのか、というと、果たして疑問。

心との効果的な対話ができていないから、「どこかで聞いたことのある夢」を並べているに過ぎなかったりするものです。

夢って、こんな感じのものだよね、ということを、刷り込まれているだけで、実現しても虚しさが残ったり、「もっともっと!」と物質的な充足にすがってエンドレスだったり…

そもそも、起業や移住は、何かを実現するために選択する「手段」。

本当の人生の目的は、そんなことではなくて、起業やら移住によってもたらされる「何か」なんですよね。

そこを見つけていくのは、実際にやはり時間がかかったりするものです。

見栄や体面や自己顕示欲や利己心やらを満たすことと、「本来の充足感」「しあわせマインド」「豊かさマインド」を手に入れることとは、つながっていないことも多いのです。

望ましい状態を見極めるために作りたい
「やりたくないことリスト」

ものすごく簡単に、実現したい「望ましい状態」を体感してもらうために、「やりたくないことリスト」を逆に作っていただくこともあります。

これは実に効果的です。

わがままになって、自由奔放に、何でもあげて構わない、となると、皆さん、いろんなことをあげてきます。

  • 立ち仕事はイヤ
  • 長い会議はもうイヤ
  • 会社なんて行きたくない(働くのが嫌なのではない)
  • 人のご機嫌取りはもうイヤ
  • 長時間労働は懲り懲り
  • 通勤電車からは卒業したい
  • お金の苦労はしたくない…
  • 有給取るのに気を使いたくない
  • 無駄な飲み会とか参加したくない

「やりたくないこと」だけでなく、「ほしくない状態」という風に広げて考えるといいですね。

望ましくない状態が起こらない人生というのは、要は「望ましい状態」ということです。

会議もなく通勤もない人生に、私も憧れました(笑)。

それ、独立の絶対条件ですよね。

「やりたくないこと」すら出てこない人もいる!
最も深刻な「我慢」人生のツケ

私など、やりたくないことなら、常に100個でもすぐにあげられるくらいに、自分の心に正直で、ワガママで、自己中心的な本質むき出し人間なのですが(痛)、驚いたことに、やりたいことがわからない、という方もいるのです。

それって、実は珍しくなくて、私はこの仕事を始めてからびっくり仰天することになりました。

「やりたくないことが出てこない…」

そうクライアントに言われて、最初は対応策が思いつかず(笑)。

あまりにも自分の想定外のことで、その意味すらわかりません。

でも、これは、結局のところ、「やりたいことがわからない」ということと表裏一体。

社会の基準に沿うように、親の言うことに沿うように、学校の教えに沿うようにと、自分を押し殺して生きてきたことのツケなのですね。

足が大きくならないように、無理やり小さい靴を履かせて矯正する「纏足(てんそく)」みたいなもので、無理やり、ある種の「型」にはめ込んで育てられたことの悲しい結果、です。

昭和の時代に幼少期を過ごした人たちは、やりたくないことを、やりたくない、と表現すること自体が、すでにワガママだと考えていたりします。

そういうことを言うと、こんな風に叱られたものです。

  • 「我慢が足らない」
  • 「協調性がない」
  • 「自己中心的だ」

我慢が美徳…。

皆、そうしてるじゃないか…。

周りを見てみろ…。

そうやって育てられてきたので、「やりたくないこと」「嫌いなこと」すら、見えなくなってしまっているのです。

なんて悲しい事実…。

まずは自分の開放からセルフケアは始まる

会社の中で、「やりたくないこと」「嫌いなこと」「望ましくないこと」はありませんか?と尋ねたら、あるクライアントさんは悲痛感を漂わせながら、こう言いました。

「そんなことを考えたら、明日から会社に行きたくなくなってしまいます…」

それは初めて聞いたかもしれない、彼女の「心の声」でした。

社会人として、プロの職業人として報酬をいただいているのだから、職務を全うすること、そのために成長していくことは、当たり前。

そう信じて生きてきたという彼女は、海外生活経験もあるのに、なぜか、「24時間戦えますか?」時代のバブル戦士を思い起こさせました。

でも、本当は、そういう類の、前向きな強さではないのですね。

「自分が崩れないように」「自分が弱音を吐いて失格者と思われないように」自分で自分を律してきたことの結果。

弱さから自分を守るために、知らずに身に着けてしまった、鎧のようなもの。

愚痴は言うまい。

何に対しても楽しさは見いだせる。

学ぶチャンスはどこにでもある。

そう自分に信じ込ませて、身を粉にして働いてきた数十年(or 十数年)。

だから、まずは、その鎧をよっこらしょ、と降ろして、肩の荷を解いて、全身をリラックスさせて、それから心を開く練習をして、まるで自転車に初めて乗るかのように、ひとつひとつ、ゆっくりと覚えていく必要があります。

子どもの頃は、自然と知っていたはずの心の状態に、今度は、訓練しながら戻っていく。

でもそれは、環境さえ整えば、難しいことではありません。

そのクライアントさんも、言葉の端々に、「プログラム」された、自分のではない言葉が出てくるのですが、そういうのを、ひとつひとつキャッチして、指摘してあげつつ、魔法を解いていけば良いだけです。

ロサンゼルスは、このところ熱波で40度になったりもしていました。

でも朝晩は涼しくて。早朝は、写真のような澄んだ青空で、心が洗われました。

そんな場所に来てみて、自分をリセットするのもいいですよね。

ロサンゼルスでのリトリート体験なんかも、将来は企画できると楽しいかもな、とちょっと思いました。

環境を変えるのって、「人生再起動」においては、とっても大事ですからね。

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