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忙しい人のための「休む」技術。時間効率を忘れてエネルギーの再生に集中する

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会社員時代にいつも夢見ていたことがあります。

「オリンピック期間、2週間休んで、一日中、オリンピックを観ていたい!」

昨日も一昨日も、ボーッとビーチバレーとか体操とか水泳とか自転車競技とか眺めていて、土日だから、とかではなくて、この2週間、別にずっとこうやってても、誰にも文句言われることはないんだ、と気が付きました。

25年位前のこと、外資系広告代理店に勤めていた時、陸上大好きな先輩が、世界陸上の期間、ずーっと有給取って休んでいたのを羨ましく見ていました。

業界のせいなのか、外資のせいなのか、単なる社風なのか。

そういうことを公言しながら、自分で業務を調整し、周りに理解され、ヘルプされつつ、堂々と休める環境があったんですよね。

だから、今のブラック企業の話とか、縛られまくって、自分から何も言えないような風潮を見聞きするにつけ、時代逆行ぶりが甚だしくて、いまだに信じられない思いでいたりします。

じゃあ、ひとり起業で、自由満喫が当たり前の今は、オリンピック期間中、べったり休んじゃえ~、となるかというと、そうはいかなかったりします。

未来のためにやりたいことがいろいろとあって、「自分」というとんでもないリクエストの多い超ブラック上司が24時間監視していますので(苦笑)、なかなか気を抜くことは難しいです。

無駄をしないように、集中を途切らすことがないようにと監視しては、とてもこなしきれない量の仕事を課してきます。

この「上司」とのお付き合い。考えてみれば、社長時代からずっとあったことだなあと思い出します。

土日休んでいると、競合会社がどんどん先を行ってしまうようで、怖かった。

お客様から何か不平、不満を持たれているのではないかと、気が気ではなかった。

きれいなノースショアの海に行っても、買い物に行っても、友人らと過ごしても、映画を見ても、常にどこか、働いていないことの「罪悪感」がついてきました。

この罪悪感こそが、「上司」の正体なのかもしれないなと気がついたのは、ずいぶんと最近のことです。

それが他人だったら、自分はちゃんと逃げ出せる気がするのですが、自分自身の中にいるソイツは強力で、折り合いを図るのがとても難しかったです。

やればやるだけ、成果が上がると錯覚している時には、休むことがとても難しいです。

レバレッジを効かせながら、労働時間の何倍もの価値を創れるぞ、と信じているときは、なおさらです。

ひとり起業をしたら、定期収入が減る分、この傾向が無限に拡大されてしまい、逆に休むことができなくなりました。

実際には、労働時間と成果の間に方程式などないのですが、とにかく働ける時間をはるかに越えるタスクを考えだしては、ひたすら没頭し、24時間、仕事のことが頭の中を渦巻いていました。

旅をしても落ち着かず。観光など、無意味過ぎて、苦痛以外の何ものでもなく。

土日などなくなって、それこそブラック上司の思いツボ(苦笑)。

でも、転換期が来たのですね。

パートナーの病気とか、親の病気とか、いろんなことがありまして、物理的に、仕事に時間を割けなくなった時期がありました。

なのに、収入はちゃんと上がっていました。

費やした時間、とくに作業量、というものと、収穫とは、まったく無関係であることを、また思い出させてもらいました。

ゆっくりと、スローダウンするほど、良質な仕事ができることも体感しました。

そんなことは、社長時代にとっくにわかっていて、部下にはちゃんと説明したり、教えたり、指導をしてきたわけです。

でも、それが、ひとり起業をした瞬間、また迷路にはまりこんでしまっていました。

自分が働かないと、何も生まれない。

価値とは、お金とは、捧げた時間と労力に比例して入ってくるものだと、再び昔のビリーフ(信念・固定概念・常識)が顔を表して、休めない人に戻っていたようです。

実際には、「その逆」だったりします。

自分が働かない、と決めると、いろんなことを仕組み化するし、人を上手に使うようになるし、そのことによって、何倍にもレバレッジが効いて、事業は伸びていきます。

ひとり起業だから、何もかもひとりでやらなくてはいけない、と考えてしまうと、間違った内職仕事の方に向かってしまう。

ひとり起業ということは、自分が「社長」なのだから、社長の仕事をきちんとしないといけないはず。

社長の仕事は、決して、時間効率じゃないんですよね。

一日に、どのくらいの作業ができたから、充実した~って、喜んでいてはいけないし、会議ばかりして仕事した気になっていてもいけないし。

もっともっと、未来について学び感じ取ることとか、身体能力を高めたり、マインドフルネスな状態で心身を休ませたりすることを通じて、「新しい価値の創造」とか、「顧客満足度の向上」とかを考えていくのが、社長がやるべきことですよね。

以前に、アメリカのポッドキャストで同テーマで語っていた時に絶賛されていたので、原書で読んで、「積極的に休む」の意味がはじめてストンと落ちた一冊が、「The way we are working isn’t working(今の我々の働き方は、うまくいっていない)」。

4つのエネルギーを再生させる、ということに集中すると、休んでいても、罪悪感が生まれにくいんですよね。

心身の休息が真に得られれば、パフォーマンスレベルが根っこから変わります。

同書は日本語でも出ているようです。(タイトルが違うので、気が付かずにいました。)

忙しい人のための「休む」技術。時間効率を忘れてエネルギーの再生に集中する日本語では「社長の」となっていますが、全然、関係ないので、どなたにでもオススメできます。

↓ ↓ ↓

「忙しい社長のための『休む』技術」

忙しい社長

原書は、こちらです。

同テーマについて語った、著者自身のTED講演があります。英語の字幕が出ますので、良かったらどうぞ。本の骨子となっている、「4つのエネルギー」について、簡単に説明してくれています。

↓ ↓

ということで、今月は意識して、スローダウンしたライフスタイルをエンジョイすることにしています。

友だちとランチをしたり、平日でもロングランをしたり、オリンピックを心ゆくまで見たり。

映画やドキュメンタリーに心を刺激され、多読習慣に拍車をかけて日英の読書で知的好奇心を興奮させて。

充実した夏にいたしましょう。

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