20代に何をしたらいいのか気にするのは、失敗を恐れ正解を求める心が原因だ

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国際婚活アドバイザーとして日本に華々しくデビューした、友人の玲子キーファートさんと、風水ライフスタイリストの永田広美さんのジョイントトークショー的セミナーにおじゃましてきました。

男子禁制的雰囲気のある(というか、一応、女性限定セミナーだったかな?)場で、公式カメラマンとしてうろうろしておりましたが、落ち着いて、お話を聴いていると、ためになることばかりで、スマホのEvernoteアプリを立ち上げて、ちょこちょこメモっておりました(笑)。

いろんな意味で性別関係ないポジショニングなので、便利です。

若い友人である参加者さんが、質問をしました。

「私は今、20代で(前半です、しかも)、おふたりのようなライフスタイルに憧れているのですが、この今の時期に、どんなことをしたらいいと思われますか?」

私も、かつてインターンの学生さんとランチ会などをすると、必ず聞かれる質問でした。

セミナーでも、若い方は、こういうことを聞きたがりますよね。

私は親切なので、親心満載で、「リーダー経験をたくさんしなさいね」とか「読書は心を豊かにするよ」とか「貢献を忘れずにね」とか、具体的に落としてアドバイスを話したりもしてきました。

でないと、役割果たせないところもあったので。

でも、なんとなく、もやもやしたものが残っていました。通じてるかなあ、それでこの子たちは(すっかり親の気分なので)うまくやってけるんだろうか、とか考えて。

この日、玲子さんのお答えに、すごくすっきりしたものを感じたので、メモメモしておきました。

「あなたが、そういう質問をしたくなる、その気持ちの中に、答えは隠されていると思うんですね。

なぜ、そう聞きたいかというと、心のどこかに、『失敗したくない』『間違った選択をして、損をしたくない』、そんな考えがあるからではありませんか?」(By 玲子キーファート)

この瞬間、霧が晴れて視界が開けるような、とてもすっきりした気分になりました。

ああ、そうだ、だから引っかかっていたんだな、と。

この質問自体を、「するな」と言ってあげたかったんだ、ということに気づいたのでした。

玲子さんは、続けました。

「正解を求めても、結局は、経験して覚えていくしかないんですね。でも、失敗、というのは、ないんです。そこから学べば良いのだから。

人生には、『経験と成功しかないんです』!」(By 玲子キーファート)

素晴らしい(笑)。

玲子さんのお父様も事業家で、「石橋は叩くな」と教わって育てられたそうです。

皆、叩いて、叩いて、ってやってる内に、橋を壊してしまうのだと。

ダメ元で渡ってみて、橋が壊れて落ちたら、泳げばいい。泳ぎ方を学べばいい。

そう教わってきたんです。

「だから、泳ぐのだけは、とても上手になりましたよ~」(By 玲子キーファート)

もちろん、泳ぐ、というのは、失敗から学んで、次はうまくいくように努力して自分をアップグレードし続ける、ということの例えです。

大人が過保護にして、庇ったり、失敗しないように予防線を張ったりすることは、子どもが大海での泳ぎ方を学ぶチャンスを奪っているのと同じこと。

もちろん、溺れ死なないように、どこかで見えない命綱はつないでおいてあげたいものですが、でも、そういうリスクも含めて、本当は「獅子は子を谷に落とす」ということなのかもしれません。

減点法の社会で生きてしまうと、どうしても失敗が怖くなる。ミスが怖くなる。

だから、「正解」がほしくなる。先に、「模範回答」を見て、その通りに、生きたくもなる。

だけど、本当は、「正解」って、自分の中にしかないんですよね。人の中になど、ない。

「あなたは、どう生きたいんですか? それが唯一の正解のはずですよね」

というのを、私の言葉として、添えさせていただきたいと思います。

恋愛だけでなく、人生全般にわたる考え方を、バサッバサッと切り込んでお話されていた玲子さんとは、すでに15年来のお付き合いなのか、と、あらためて知りました。

広美さんの方は、かれこれ20年…。幼なじみ、とか言って良いほどに、長くなりました。

皆で、これからも、ますますパワーアップして、楽しんでいきたいですね。

こういう「これから感」が、希望だし、夢だし、理想だし。内側から人を輝かせるものなんだろうなあと、実感させていただいた素敵な機会でした。