日本と韓国がロサンゼルスで集う。こんな草の根イベントが世界を変えていくかもしれない

kan navi bridging party

僕の住んでいるエリアは、ウエストハリウッドとビバリーヒルズとミラクルマイルの中間くらいの場所にあって、とくに名前がない地帯。ちょっと車を走らせるだけで、いろんな違う顔の街に出会えて、毎日がものすごくエキサイティングです。

東へと車を走らせると、ミラクルマイルがあって、その先のダウンタウンへたどり着く途中に広がるのが、広大な街「コリアタウン」です。

ここは本当に、タウン、と言う呼び名に十分値するほどの巨大な規模なんです。リトル東京とか、リトルなんとかと呼ばれるような、小さなモール?というのとは、まったくレベルが違います。そもそもが平べったくて横に広がる特性のロサンゼルスにあって、コリアタウンも何区画にも渡って広がり、ハングル文字の看板しか見当たらない別世界が延々と続くことに驚かされます。

ソウルに行った時は新宿に来たかと思うほど雰囲気が近かったですが、このコリアタウンは、車社会のロサンゼルスだけあって、雰囲気はまったく別モノではあります。ロサンゼルスの韓国タウン。独特の風情がある街です。

さて、そんなコリアタウンに住んで、日系社会との架け橋になろうとしている友人らが、9月20日(土)にビッグイベントを催すことになりました。その名も「Bridging Party Vol.1」。なんだかアッという間にチケットの方は完売に近いようなんですけど、まだ大丈夫なのかな? 宣伝というわけではないのですが、こういうことをやっている人たちがロサンゼルスにいたりするんですよ、ということをお伝えしたかったのです。

友人のひとりは、人気ブロガーのKadaeさん。「ロサンゼルス★K-Town Life」では、毎回、コリアタウンのホットなお店やサービスを掲載して大人気。在日三世ならではの視点とアクセスの良さで、ここでしか見れないユニークな記事を見せてくれます。彼女は日系メディアでも働いていて、メディア仲間としても親しくしていただいています。

もうひとかたは、コリアタウン・ポータルサイト「KanNavi Los Angeles」を展開するバリバリやり手のマイリさん。韓国語、英語、中国語でも展開しちゃうところが、とんでもなくアグレッシブ。女性の積極さには叶いませんです…(苦笑)。

このお二人に、これまたロサンゼルスを代表するグルメブロガーの「ロスめし」さんが加わって、ロサンゼルス在住の日韓をつなぐ交流イベントを行うことになったのです。会場の都合で、キャパが決まっているようで残念ですが、私は最年長になっちゃう気がしないでもないですが(汗)、おじゃまさせていただく予定です。

参加希望の方は、こちらの方で、JOINしてみてください。

『ライトハウス』という日本語情報誌にも、たくさんの韓国系ビジネスが広告をしてくださっています。皆、「もっと日本人のお客さんに来てほしい」と思っています。逆もまた真なり。こんな多人種、多文化が共存する「サラダボウル」と呼ばれる社会で、差別なんてしていたら暮らせやしません。人種や肌の色、宗教の違い、性別、年齢で人を区別しちゃダメだよ、というのは、アメリカ社会が心から実現したい理想。

現実的には、時に衝突してしまう時もあるわけですが、それでも何とか折り合いをつけて、幸せに暮らせるような社会になるといいなと、個々に願っていることには変わりません。

「汝、隣人を愛せよ。」

こういう草の根的イベントが大きなムーブメントになって、世界が変わっていくことを願ってやみません。