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良き習慣は「複利の効果」で人を育ててくれる

compound effect

この10年間に、相当な数のビジネス書や自己啓発書を読んできました。気づきや学びを得た本は山のようにありますが、中でも友人がFacebookで「人生最良の本に出会った!」と興奮してポストしていたこちらの本は印象深い一冊です。2010年発行の本。

The Compound Effect」とは、複利の効果のこと。この本、なぜか発売から4年を経た今も日本語訳が出ていないようです。

日本のアマゾンでも洋書版として購入可能なようですし、ペーパーバックなど1500円弱と現地と同じ値段。かなりお買い得です。難しい本でもなく、洋書にありがちな分厚さでもないので、多少慣れている方なら読める内容だと思います。ぜひおすすめします。

⇒ 日本のアマゾン「The Compound Effect

著者は「SUCCESS」という雑誌の発行人であるダレン・ハーディ。18歳で1000万円以上の年収があり、24歳で1億になり、27歳の時には、年間50億円を生み出す企業のオーナーになっていました。雑誌の発行人兼編集人として、たくさんの成功者にインタビューをし、彼らに共通する成功の真髄を見出してまとめたのが、こちらの本です。

残念ながら、成功には魔法や奇跡はないと彼は言います。大きな成功とは小さな成功の積み重ねであり、それは時間をかけて築き上げられるものなのだと。

彼の提唱する成功への方程式とは、(1)日々の選択+(2)行動+(3)習慣+(4)複利の効果。英語では、「Choice + Behavior + Habit + Compounded = Goals」です。

え、そんな誰もが言ってること?と、驚かれる方もいるとは思いますが、ではなぜ英語のAmazonのレビューには500以上の書き込みがあり、400以上の読者が5つ星をつけておすすめしているのか。説得力がバリバリあって、深く印象に残るんですね。単純明快。それはやはり、本のタイトルになった(4)の複利の効果がポイントなのです。

積立貯金とか投資とかしている方なら、複利の効果の意味はわかるかと思いますが、年利8%つく積立貯金をしたとします。毎年1万円貯めたとして、1年後は10800円。2年後は、10800円+10000円=20800円、ではなくて、溜まった総額にまた利息が乗っかるので、(10800+10000円)x1.08=22,464円 となるわけです。そこには1664円の差額がある。利息にも、ちゃんと利息が乗っかってくるから、複利、と表現されています。英語で言うと、それがCompound Effect。

最初は小さな違いかもしれないけれど、5年、10年、20年と続けていく内に、ある瞬間からドカンとカーブが急角度になって残高が上昇していきます。そこにまた利率がかけられて膨らんでいくから、単なる貯金とはえらい違いが生まれていくわけです。

  • 単なる貯金=あまり何も考えずに惰性で生きること
  • 複利の投資=良い選択を心がけ、行動に移し、習慣化し、長年続けること

読書やエクササイズは、数年の積み重ねではそれほど大きな効果は見られないかもしれないけれど、10年、20年続けた時に、それをしてきた人と、してきていない人との間には、とんでもない差が生まれている、ということになります。投資というと、ハイリスク・ハイリターンばかりが頭に浮かびますが、このように着実にリターンが生まれる投資もあるわけです。

まずは、読書やエクササイズのようなわかりやすいことから始め、人助けやリーダー役を引き受ける習慣とか、会議で発言する習慣とか、週次レポートを欠かさず、定点観測をして成長をモニターする習慣とか、マーケット感覚が身につく情報収集の習慣とか。そういう地味な努力をするかしないかが、大きな差になっていくと信じています。

スキルも、瞬時に身につくものと、そうでないものに分かれます。

大事なスキルは、瞬時には身に付けることができないものだったりするんですよね。

やらないと、怖いですね。やらない理由、ないですね。

人に負けないほどの努力をするって、口で言うのは簡単だけど、それはコツコツと小さな良い習慣を「続ける」ということ。

いい大学出たらいいわけじゃない。いい会社に入ったらいいわけじゃない。

人を成功に導いてくれるのは、この方程式であることは実感できます。

これを信じて今日も勉強。今日もエクササイズ。今日もコツコツと、ブログを書いています。

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