身近な人たちを褒めることの偉大な効用

rosehk

皆さんは、ご両親や周囲の方々に褒められて育ちましたか?

私は、気がついてみたら、まったく親に褒められた記憶がありませんでした。

昭和の時代、子どもは皆、厳しく育てられたのでしょうか。

父は無口過ぎて、子どもと対話が成立せず。母は厳しすぎて、叱るけど、褒められず。

テストで良い点を取っても、「あなたはちゃんと勉強すれば、こうやってできるのに本当に欲がない」と叱られ…(涙)。

ピアノの発表会で頑張ったら、ご褒美にラジオを買ってとせがんだ時には、「そんなことのためにやらなくていい」と、発表会前にラジオを買ってきてしまう始末…。

背後にちゃんと愛情があるのは十分に分かっているのですが、その表現の仕方、不器用にもほどがありますね(苦笑)。

今では笑い話ですが、子どもには通じません。

おかげで私は、自分のことを褒められるに値しない人間だと信じて育ちました。人を褒めることも知らない大人になりました。

それが少しずつ変わっていくのは、仕事をするようになってからです。

会社では、良い仕事をすれば、素直に褒めていただくことができました。

思いを込めた仕事が褒められるのは、それは嬉しいことで、セルフイメージがグングンっと上がっていきます。

いつしかリーダー的な立場にもなり、人の仕事を褒めることが大切だと学びます。

「人って、褒められたことを、進んでまたやるようになるんだな。」

「やるべきじゃないことを叱るより、望ましい行動を褒めて促す方が、はるかに気持ち良くて関係が深まりやすいんだな。」

そんなことを本当の意味で学ぶには、さらに20年以上もの長い歳月が必要でした(苦笑)。

不器用にもほどがあるのは母と一緒でした…。

アメリカに来て良かったなと思うことのひとつは、ここには「褒める文化」が自然と根付いていることです。

もちろん環境にもよるのですが、学校教育は基本的に小さな頃から子どもを褒めまくります。

そして「自信を植え付ける」のです。

自分はできる! やればできる!

そう思った人間は、何にでも挑戦しようと立ち向かうことができます。

立ち向かうことをしなければ、できる可能性はゼロ。

セルフイメージって、とても大切なんですよね。

皆さんも、きっと、人から褒められた時は、ものすごく嬉しかったのではないでしょうか?

その時、褒め言葉は素直に受け止められましたか?

「いえいえ、自分なんてとてもとても…」と謙遜をするあまり、せっかくの褒め言葉を正面から受け取れなかったことは一度や二度ではないかも。

それはとってももったいないことですね。自分は褒め言葉には値しないのだと、自分の値打ちを下げてしまっているのです。

人からの褒め言葉には、素直に「ありがとう!」と感謝をしましょう。

そして、言われて嬉しかった言葉を、どんどん身近な人にも言ってあげましょう。

褒め言葉が浮かばない、どんな時に褒めていいかわからない。そんな人にも、「ほめ言葉ハンドブック」のような便利で優れた本がたくさん本屋さんに並んでいます。

褒めるためには、好意と感謝の念を持って周りの人、ひとりひとりをじっくりと見つめていないとできません。

自分のことに精一杯だと、決してそこまでの余裕が持てないのです。だから、まずは自分をケアすることも大切です。

褒めることは、人助けの第一歩です。

人助けは、成功への第一歩です。

私が上手に人を褒めることができずに悩んでいた時も、ライフコーチのセッションがひじょうに助けになりました。

弱さゆえに虚勢を張り、人にばかり求めて、自分からは与えようとしていなかったことに気づかせていただいたお陰で、今があります。

そうだ、ライフコーチの影響は、「すべて」に及んだのだったなあ、と、クライアントさんが書いてくださったブログを読みながら、自分の体験もしんみり思い出していました。

あ、そして、このように書いていただくことで「褒めていただき」、もっともっと頑張ろう~とモチベーションの源になっていきました。ありがとうございます!

「ライフコーチ体験で「すべてが変わった」日本在住30代女性の驚き!」