マックなのにウイルスにかかっちゃいました。無料のウイルス対策ソフトで解決!

sophos

マックは比較的ウイルス対策など必要ないと思い込んでいたのですが、最近はシェアも大きくなってきたこともあり、マックを狙う悪い人たちもいるようです。

僕はメインのブラウザとしてはクロームを使っています。当たり前だけど、Google Appsとの連動が最もスムーズだし、いろんなセッティングをクラウド化してくれて、他のマックで開けてもログインさえすれば、いつもと同じように使えたりするのって本当に便利。新しいパソコンを買った時も、会社と自宅で2台違うマシンを使っていた時も、すごく重宝しました。

が、昨日、何かメッセージが出たんです。クロームのマークで「このビデオを見るためのプラグインが古いのでアップデートを」みたいな英語のナビゲーションが。

それがかなり本物っぽかったのです。よくあるじゃないですか、フラッシュも始終アップデートさせるし、Netflixもマック上で見るのに、何か入れさせるし。

何も考えずにOKをクリックし、何も考えずにダウンロードしたファイルをクリックした、んだと思います。もうよく覚えてないのですが、一連の行動を無意識にしていたみたい。

そしたら、ブラウザが乗っ取られて、GoogleのAdsenseが出るところとか、その他の広告配信サービスにつながるリンクがすべて瞬時に書き換えられ、「彼ら」が出したい広告が出るようになりました。彼ら、とはいったい誰なのか分かりませんが、普通のページの普通の文章にもあちこちに勝手にリンクが貼られて、それがすべてMacKeeperとか、その他のソフトをダウンロードするページに誘導されていたりする。

ちなみに、悪さしているウイルスさんはこの人でした。それからも時折、入ってきては、こうやってブロックされています。なんか入りやすい抜け道ができちゃったんでしょうか…。

あ、こりゃやられた、と思ってサーチすると、MacKeeperでいろいろ出てきました。MacKeeperそのものがいけないのか、それを利用してアフィリエイトとかにつなげようとしている悪い人がいるのか、その正体までは分かりませんが、早速、いくつか提案されている解決策を試しつつ、これだな原因は、というファイルを探して削除。

でも何も変わらない。あれあれ~。パニックしながら、いろいろ探すものの、それ以上、何が悪さをしているのかを探すのは至難の業。あちこちのサイトを見ながら言う通りやってみるものの、決定打にはつながらないのです。

この対策と、「彼ら」の悪さのおかげで、ただでさえ缶詰になるほど仕事や自分の計画のためのやるべきことを詰めこんでしまった時期に、厳しい修行を迫られます…(涙)。しばらく諦めてなすがままに放置することに決定。2日間ほど、やるせない状態で対処もできずに翻弄され続けておりました。リンクをクリックした瞬間、あるいは検索をしようとした瞬間、すぐに変なところへ連れてかれる。ポップアップをブロックし続けてるのにちゃん出てくるし。

他のブラウザを使っても、まったく一緒でした。SafariもFirefoxも、すべて乗っ取られてしまう。Chromeを削除して、再インストールしたのに、それでもダメ。僕の場合はクロームが入り口でしたが、もちろんサファリが入り口になるバージョンもあるようです。

で、ほんの少し息がつげるようになってきた今朝、やっぱりアンチウイルスソフトを入れるっきゃないか、それで駆逐されなかったら、Appleストアに駆け込もうと決めてリサーチをし、フリーソフトの「Sophos」を入れました。そんな状態なのに、さらに無料ソフトに頼るのかとお思いでしょうが、これが効きました。

30分くらい全体スキャンをした後で、2つほど、悪さをしているファイルを見つけてくれて、それを駆逐したら、ピタッと収まりました。やった~!

ちなみに最終的に参考にしたサイトはこちらです。ありがたいことです。お礼状書こうっと。

 ⇒ 「Mac用の無料のウイルス対策ソフトを探してみた

Sophos」というソフトに決めた理由は、このサイトで、ネガティブ要素が見当たらない、としていたからと、母校、早稲田大学が導入してる、というひとことです。

メリット

  • 動作がとても軽い
  • 常駐してリアルタイム検出に対応
  • Windows用のウイルスからも防御できる
  • 日本語表記に対応定期スキャンに対応
  • 早稲田大学でも使っているので信用できそう(早稲田大学ITサービスナビ) 

デメリット

  • 特に見当たらない

 素晴らしいですよね。実際、素晴らしかったです。インターフェイスも悪くありません。ソフト上で使われている日本語が難しいのですが、まあ、分からないでもない。その後、ブラウザは重くなりました。でも素人の僕に変わって、ウイルスをチェックしてくれているためなんだと思えば、待てる時間です。痛い思いをした後では、我慢、我慢。

それにしても、たいした悪さをするでもないウイルスで良かったです。個人情報を盗まれたり、人に迷惑かけたりするようなものだと困りますからね。ウイルスなんかを作る暇があったら、世の中を少しでも良くすることに時間と頭を使えばいいのに…。まあ、おかげでこちらも勉強にはなりましたけど。

ちなみに、悪さしているのは、こちらのOSX/Vsearch-Aというトロージャン系のウイルスでした。それからも何度か潜入してきては、ブロックされています。入りやすい抜け道を作ってしまったかのようです。

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