勉強は卒業して、一刻も早く「反復練習」に移りましょう

stopthinkingstartdoing

アメリカの大好きなブロガーであり、自己啓発系の講師であり、マッチョなウエイトリフターでもあるジェームス・クリア氏が、共感度100%の記事を書いていました。

これは多くのクライアントさん(+自分)にぴったり当てはまることなので、ぜひ皆さんにもお伝えしたいなあと思いました。

⇒ Stop Thinking and Start Doing: The Power of Practicing More
  (考えるのを止めて、行動を始めよ。「もっと練習することの力」)

人は、現在地と目標とする場所とのギャップを埋めるものを、つい「より多くの知識を得る」ことに費やしてしまいがちです。

本を読んだり、ネットでリサーチしたり、セミナーに行ったり、メンターについたり。

もちろん、何もわからない最初の内は有効な手段ですし、誰にとっても必要でしょう。

しかし、「もっと知らないと、もっと分からないと、先に進めない。」

あるいは「目標に少しも近づいてないのは、きっと知識が足りないせいだ。」

そう思い込んで、知識の集積にばかり時間をかけても無駄ですよということなんですね。

クリア氏は、Learning(学ぶ)と、Practicing(練習する)ことの違いについて書いています。

学ぶというのは、とても大きな言葉で、その中には、座学(知識の集積)もあれば、実践も含まれます。

目標達成には、その両方に時間をかけなくてはなりませんが、得てして、人は座学にばかり時間とエネルギーを費やして、実践をするのを恐れていたりするものです。

マラソンの本をいくら読んでも、トレーニング本でメニューを研究しても、アスリートの講演に行っても、それでマラソンが走れるようになるわけではありません。

走れるようになるためのヒントはたっぷり授けてもらえるけれど、それを自分の身体に当てはめて、コツコツと「練習」を続けなくては、決して走れるようにはならないのです。

車の運転の仕方をいくら教習所の教室でレクチャーされても、実際に自分で、本物の車を何度も何度も運転してみるまでは、運転ができるようにはなりません。

教習所の仮コースだけではなく、実際の道で試してみなければ、何が起こるのか予測すらできません。

そして、「何度も何度も」繰り返しやることで、他のことをボーっと考えていても、事故なく運転して目的地に辿り着けたりするようになる。

一時が万事、そういうものなのですね。

起業の仕方、海外移住の方法、投資の手段などをいくら知識として学習してみても、実際に行動を起こし始めてみないことには、実際には何も学んでない時と同じ場所にいるわけです。

もちろん、知ることは大事です。ただ、得た知識が正しいのか、実践的なのかは、実行に移してみないことにはわかりません。

本や講義で、100%を知ることは不可能なので、すべてのことにおいて、僕らはどこかで「見切り発車」をする他、ないようです。

逆に、100%を知ることは不可能なので、知ってる、分かってると過信して、一気に突き進んでしまうの危険です。

人生の経験から、どんなに学んでも知り尽くせることなんてないことを知恵として習得していれば、「小さく始めて」「失敗してみる」ことの重要さも分かるはずです。

この場合の失敗とは、単に「フィードバック」のこと。

それが思い通りのものでないのならば、アウトプットの仕方を変えて再挑戦すれば良いのです。

ある程度のお勉強をして、それなりの知識を得たら、まずは自分でやってみましょう。

やりながらも常に考え、状況を分析し、軌道修正を繰り返し、さらにまた次の行動に結びつけていくことです。

PDCA(Plan – Do – Check – Action)のサイクルを、グルグルと回していくことでしか、目標達成はありえないということですね。

自分の足がすくんで、臆病になってるなあ、と感じたら、いつもこのことを思い出すようにしています。

今回は、ジョン・クリア氏に行動、反復練習の大切さを思い出させていただきました。