行動できる人になるために必要な4つの基本ルールとは?

ビジネス書や自己啓発系の本を読んでいると、何だか何でもできるような気分になって高揚するのに、気がつくといつのまにか元に戻っている。

そんなことって、どなたにも覚えがあるのではないでしょうか。

今回は、そんなお話をしてみたいと思います。

行動できてない人は、◯◯が考えられない人

目標達成や成功の原則は、本やビデオを通じて、たくさん「知ってる」のに、全然できてない。自分の毎日は何も変わっていない…。

ライフコーチのクライアントさんでも、その悪循環から抜け出たいと、切実な思いで申し込んでくださる方も多いです。

ひとりひとり、事情は違うので、アドバイスも若干はトーンを変えていきますが、基本となることはだいたい一緒。

行動できてない人に共通する問題は、「何をしたらいいのか、考え尽くせていない」ことです。

「行動しなきゃ」と思うのにできない、と言う方に、「どんな行動をすると良いと思いますか?」というと、とても漠然としたお答えが返ってくるものです。

時には、「もっとリサーチを」とか「もっと人に聞いて」とか、インプット系のことを言う場合も多い。

いやいや、これまでさんざんインプットしてきたじゃないですか、だからここからはもっとアウトプットしないと何も始まらないですよ~というと、そのアウトプットの意味が分からない。

目標を達成するために必要な、「今、目の前の行動」が分からないんですね。

そうかあ、だからかあ、とセッションの中で見極めて、優しい共感は見せつつも、とっても厳しい課題を与えて、ビックリされています(笑)。

いやいや、厳しいのは最初だけなんですけどね。止まった車を動かすのは、たくさんエネルギーが必要ですが、一度走りだしてしまえば、慣性の法則でスルスルっと自走していくわけです。だから、とにかく最初が肝心。

自分を甘やかす習慣が身に染みこんでしまっているので、そこをきっぱりとブレイクするために、きつめのノルマを与えて、クリアしていただきます。

行動できるようになりたい!と言う方に対して、僕がアドバイスするのは、こういうことです。

1.アウトプットにこだわる

上記のように、行動できてない人はインプット過多。あるいはただ、立ち止まって何もしてないだけ。

もちろんリサーチも大事なのですが、調べてばっかりいても、何も始まらないですよね。だから、フォーカスするのは「アウトプット」です。

外に出て人と会う。発信する。投げかける。誘う。提案する。見に行く。

あるいは、ビジネスの場合だったら、思い切って試しに売ってみる。

実際にお客さんと対峙してこそわかる、貴重な学びがそこにはあります。

「自分」の外側の世界と関わる何かをしてみましょう。

そうやって動き出すと、エネルギーもシフトして、また新しい世界が見えてきます。

2.行動のリストを作る

目標を達成するために、どんな行動をしたらたどり着けるのか。それをじっくり考えて、とにかくリストアップしてみましょう。

営業の仕事であれば、潜在顧客リストの母数が小さければ、成約数も小さくなります。だったら、母数を広げるための努力がまず第一。

成約率を上げるための資料作りもあるだろうし、お客様に役立つ情報を手に入れて発信したりする努力だってできるでしょう。

電話やメールなどを駆使してコミュニケーションの頻度を高めることをしつつ、効率良く会いに行ける手法を考えて、テストし続けるのも良いですね。

売れてる人に勉強会をしてもらうとか、チーム制であれば、皆のレベルアップのために学習の場をセッティングするとか、とにかくやれることを延々とリストにしてみましょう。

それらが具体的であればあるほど、行動に落としやすくなります。

3.一日の時間割に行動リストを入れる

行動のリストを作っても、「いつやる」が伴っていなければ、何も起こりません。

だから、時間割に入れてしまいましょう。To Do リストなどを作る人もいっぱいいると思いますが、それを何日、何曜日の、何時からスタートするか、ということを決めなくては、忙しい毎日の中、一生手につけることなく時が過ぎてしまいます。

子どもの学校の時間割のように、Google Calendarでも利用しながら、9時~11時までは電話でのアポ取り、などと、「自分との約束」を入れてしまうのです。

朝になって、さて、今日は何しようかなあ、と考えているようではダメ。

せめて前の日の仕事を終えるまでには、予定を決めてしまいましょう。そして、明日をどんな一日として「クリエイト」していくのか、頭の中でシミュレーションしてしまうのです。

潜在意識はとても優れた機能を持っていて、寝ている間にも、明日のことを考え続けて、たくさん良いアイディアを練っておいてくれるのだそうです。

できる人は、脳の潜在能力をいっぱいに活用しているものなのですね。

4.「ゼロ」の日を作らない

行動が伴わない人の悪い癖は、やったりやらなかったり、ムラが多いことです。

ある時、グワーッと気持ちが盛り上がってやるのですが、疲れたり、飽きたりしてしまって、またしばらく手を付けなくなる。

せっかく一度やって要領が飲み込めてきたのに、またゼロからやり直しで、もったいないですね。

100かゼロか、ではなくて、1でも2でもいいから、毎日コツコツとやれる自分になると、気がついた時には自分でも驚くほど進歩していたりするのです。

重い車は、一度止まってしまうと、再び動かすのがたいへんです。だから、止めないことが一番効率が良いのです。

たいへんなのは最初だけ。後は、慣性の法則が働いて、放っておいてもやれる習慣が身につきます。

歯を磨いたり、お風呂に入る習慣をしないと、気持ちが悪いですよね。その状態に、自分を置くことです。そのためにも、3週間、続けましょう。

成果を出す人に共通しているのは、行動を習慣にしながら、何でもないこととして継続できるコツを知っているからです。

私たちに与えられている時間は、1日24時間。誰もが一緒。

今のままで十分です、というのなら良いのですが、より良い自分になりたい、より大きな成果を出したいと願うなら、行動の量と質にこだわっていきましょう。

↓ 気持ちのよい自己啓発本ばかりかと思うと、斎藤一人さん、最近は、かなり「実行」「行動」「勇気」「自己変革」を主張されています。

本当に「動かないと、何も始まらない」んですよね。